1.痛みの緩和
はりきゅうの刺激により痛みを抑えるホルモンが分泌され痛みが緩和されます。
また、痛みを脳に伝える信号をブロックすることによる鎮痛効果もあります。
2.血行促進
はりきゅうの刺激により血管の神経が活発化し血行が促進されます。
血行が促進されることにより痛みの原因物質を老廃物として流す作用があります。
また、栄養が送られることにより傷ついた筋肉や神経の修復が早まります。
硬くこり固まっている筋肉も柔らかくなります。
3.調整作用
はりきゅうの刺激には神経を調節する作用があります。
自律神経が内臓や血圧に作用し崩れたバランスを正常な状態に整えます。
4.免疫力アップ
はりきゅうの刺激により白血球が増加し、免疫力や自然治癒力が高まります。
5.WHO鍼灸適応疾患
WHO(世界保健機関)に認められた鍼灸適応疾患は、以下の通りです。
・神経系疾患
神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛
めまい、不眠、ノイローゼ、ヒステリー
・運動器系疾患
関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎、腰痛
外傷の後遺症(骨折、打撲、むち打ち、捻挫)
・循環器系疾患
心臓神経症、動脈硬化症、高血圧症、低血圧症、動機、息切れ
・呼吸器系疾患
気管支炎、喘息、風邪および予防
・消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)胆嚢炎
肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾
・代謝内分泌系疾患
バセドウ病、糖尿病、痛風、脚気、貧血
・生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎(インポテンツ)
・婦人科系疾患
更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性、血の道、不妊
妊娠悪阻(つわり)、胎位異常(逆子)
・耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎、耳鳴り、難聴、メニエール、鼻出血、鼻炎、蓄膿、咽喉頭炎、扁桃炎
・眼科系疾患
眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、麦粒腫(ものもらい)
・小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)
小児アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質改善
・皮膚科疾患
皮膚炎、蕁麻疹、ヘルペス、汗斑(しみ)、円形脱毛症